袋の豆知識 / コーヒー袋の特性

焙煎したコーヒー豆からはガス(CO2)が放出されます。
焙煎豆を販売する場合、ガスの充満による袋の破裂を防ぐ対策が必要です。
昔ながらの方法では、袋の見えにくい箇所にわざと小さな穴を空けてガスを排出する方法や、焙煎後に時間を置き、ある程度ガスが放出されたタイミングでパッキングをする、といった方法があります。
しかし、「時間を置かずにパッキングしたい」「穴を空けるのは衛生面で抵抗がある」といったご意見が多くあった事から、ガス抜き機能を施したコーヒー専用袋が誕生しました。

コーヒー袋の特性

アロマキープパック®について

アロマキープパック

アロマキープパック®の特徴

ガスを排出し、袋の破裂を防ぎます

アロマキープパックは、コーヒーから発生するガスを袋の外に出し袋の破裂を防止します。また、逆止弁バルブの効果で、外気の侵入を防ぎコーヒーの酸化を抑制します。
袋詰めからエンドユーザーの開封まで、比較的長期間の販売におすすめです。
※目安:1ヶ月~1年ほど
※ただし、コーヒーは嗜好品ですので保存期間の設定はお客様でご判断願います

AKP

アロマキープパックの説明文を印字

他の袋と間違えないよう、アロマキープパックの説明文を印字しています。
※この表記を外すことはできません

アロマキープパック
* メリット
・袋の製造工程で加工するので、後付けのボタン型バルブよりもコストが安い。
・フィルム状のバルブなのでかさばらない。
・煎りたてのコーヒー豆をすぐにパッキングできる。
・アロマブレスパックに比べ、長期的な保存ができる。
* デメリット
・アロマブレスパックと比べるとガスの抜けが緩やかな為、袋が膨らみやすい。
※袋が膨らんでしまった時は、バルブの下部を優しく押してガスを抜いてください
* コーヒー保存期間
・1ヶ月~1年ほど
※ただし、コーヒーは嗜好品ですので保存期間の設定はお客様でご判断願います

ご使用時の注意

適切なヒートシールをしてください

アロマキープバルブの効果を発揮させるためには、外気の進入を防ぐ必要があります。
袋の口を正しくシールできていないと口から外気が入ってしまい、アロマキープバルブの意味がありません。封をする際は、袋の形状や厚みに合った適切なシーラーをご使用ください。

ヒートシーラーはこちら

ヒートシーラー

袋に油じみのようなものが付着していることがあります

アロマキープバルブには微量のシリコンオイルが使われています。
製造時に原反(フィルム)を巻き取るので、バルブのライン上にシリコンオイルがつき、汚れのように見えることがあります。バルブの仕様上・製造過程において取り除くことはできません。
※人体に影響のないシリコンオイルです

ヒートシーラー

ガスで膨らむことがあります

アロマキープバルブから排出されるガスは、緩やかな速度で排出されます。焙煎したての豆を入れると、ガスの排出が間に合わずに袋が膨らんでくることがございます。
また、まれにバルブに細かい粉が入り込んで詰まりが生じ、ガスが抜けなくなることがあります。(コーヒー豆よりコーヒー粉の方がこの現象が起こりやすいと報告されています)
袋が膨らんだ時の対処法として、バルブの下部を抑え、ガスを抜いてください。
※袋全体を揉んだり、全体に圧力を加えないでください

油分がにじみ出ることがあります

まれに、アロマキープバルブからコーヒーの油がにじみ出ることがあります。(特に深煎りのコーヒーは油が発生しやすい為、漏出しやすくなります)
バルブの構造上、この現象を完全に防ぐことは出来かねます。あらかじめご了承ください。
※コーヒー封入後、袋を寝かせた状態で保管する際は、バルブが付いている面を上向きにして保管してください。
バルブを下向きにすると、油分が下に溜まりバルブから油が漏れやすくなってしまいます。

アロマキープパックの膨らみが気になるときは

アロマキープパックに使用しているバルブは、抜き打ち検品でバルブの製品チェックを行い、許容範囲内の商品を出荷しています。

コーヒーのガスは気温が高くなるとたくさん出やすくなるので、夏場の暑い時期や室温の高い倉庫内などでは袋が膨らみやすくなります。
また、近年の猛暑の影響により、今まで膨らまなかった袋が急に膨らみだすケースもあります。
この現象はコーヒーが焼けているという証拠なので、膨らむことは悪いことではありません。ですが、製品を扱う上で膨らみを抑えなければいけない場合は、まずは以下の項目をご確認・お試しください。

ヒートシーラーは適切か、今一度ご確認ください
通常、袋のシール時に入った外気はガスと一緒にバルブから排出されます。
袋の膨らみが激しい場合は、ヒートシール時に完全に溶着しきれていない・袋のどこかに小さな通気孔(ピンホール)が空いている等、何らかの理由で外気が入りコーヒーの酸化を進めている可能性があります。
※炭酸ガスが発生する条件として、酸素に触れることが必要なため
お使いのシーラーが袋のフィルムの厚さや形状に合っているか、今一度お確かめください。
暑い時期はエイジング期間を通常時期より多めに
気温が高い夏になると袋が膨らみやすくなる、という事があります。
膨らみやすい時期は袋に入れるまでのエイジング期間を通常より長めにしていただくと、膨らみにくくなります。
豆のコンディションの違いが、ガスの放出量に影響を与えることがあります
バルブに若干の個体差があるのと同様、焙煎豆にも個体差があります。
豆の焼きムラやブレンド調合の割合等でガスの放出量に差が生じるので、密封時の袋の膨らみにも違いが出てきます。
※よく焼けている豆はガスが出やすくなります

製造工程は同じなのに袋の膨らみにバラつきが生じるのは、上記の理由等が一因です。
店舗様で製品化するにあたり、どうしても膨らみを防がなければいけない・均一でないといけない場合、まずはシーラーが適切かどうかご確認ください。エイジングの時間調節等でもご対応をお願いいたします。

通常、適切にシーラーをかけると密閉状態になり、スピードの違いはありますが緩やかにガスは抜けていきます。
全くガスが抜けない袋が連続して何個も発生する場合は、弊社までご連絡くださいませ。

※「アロマキープパック」「アロマキープバルブ」は弊社の商標登録です。

アロマブレスパック®について

アロマブレスパック

アロマブレスパック®の特徴

焙煎したてのコーヒー販売に最適

煎りたて・挽きたての焙煎豆からは炭酸ガスが発生します。
コーヒー販売時に密閉袋へ入れてしまうと、ガスが充満し袋が破れる可能性があります。
アロマブレスパックは、焙煎豆から発生する炭酸ガスを袋の外に出すことにより袋の破裂を防ぎます。

アロマブレス

アロマブレスパックの説明を表記しています

他の袋と間違えないよう、アロマブレスパックの表記をしています。
※この表記を外すことはできません

アロマブレス
* メリット
・袋の製造工程で加工するので、比較的単価が安い。
・煎りたてのコーヒー豆をすぐにパッキングできる。
* デメリット
・ワンウェイではないので、袋の外へガスがすべて放出されると外気が入る可能性がある。
・長期保存には不向き。
* コーヒー保存期間
・1~3ヶ月ほど
※ただし、コーヒーは嗜好品ですので保存期間の設定はお客様でご判断願います

ご使用時の注意

保存袋ではありません

この袋は、コーヒー豆の販売用袋で保存用の袋ではありません。

コーヒーの鮮度を保つためにも、コーヒーご購入後の保存には密閉容器などに移し替えていただくことをお勧めします。

油染みが発生することがあります

アロマブレスパックは、ガス抜き穴からコーヒーの油が漏出し紙に付着することがございますが、機能上は問題ございません。
特に深煎りのコーヒーは油が発生しやすいので漏出しやすくなります。
この現象を防ぐことはアロマブレスパックの構造上出来ませんことを予めご了承ください。

排気口を防がないでください

ガスが抜ける部分をシールやテープなどで塞いでしまうと、アロマブレスパックの機能を発揮できません。お気を付けください。

膨らみが気になる場合は…

アロマブレスパックは、袋の外にガスが出るような機能があり、ガスが充満しても袋が破裂することはありません。
しかし、焙煎したての豆をたくさん入れると、袋外へ排出するスピードとガスが出る量が追い付かない場合があります。
膨らみが気にある場合は、袋を押していただくとガスの排出が促されます。

※「アロマブレスパック」「アロマブレス」はニコノス株式会社の登録商標です。

ボタン型バルブについて

ボタン型バルブとは、コーヒーのガス抜き機能のボタン型のバルブで、既製袋の任意の位置に取付けることができます。
※バルブ後付けに対応している袋のみ

ボタン型バルブの特徴

いろいろな袋に後付け可能

袋にボタン型のワンウェイバルブを後付けし、コーヒーガスを袋の外に排出します。対応している袋であれば取り付けが可能です。
アロマキープパック®と同様、外気が入らないので、焙煎豆の劣化を防ぐことができます。
必ず適切なヒートシーラーを使用し袋を密封する必要があります。
※後付けバルブにはBosch(ボッシュ)バルブを使用します。

バルブ
* メリット
・いろいろな袋へ取り付けができる。
・袋の口を適正にヒートシールすることで密閉できる。
* デメリット
・1つずつ手作業で取り付けるため、納品まで時間がかかる、袋1枚当たりの単価が上がる。
・バルブに厚みがあるため、平置きの状態で嵩張る。
* コーヒー保存期間
・1ヶ月~1年ほど
※ただし、コーヒーは嗜好品ですので保存期間の設定はお客様でご判断願います

ご使用時の注意

1000個単位で取付します。

1アイテムにつき、1000個からのご注文でお願いしております。色が変わる場合も1アイテムとみなされますので、例えば色違いを500枚ずつというご注文はできかねます。

単体の販売はしていません

このバルブは取り付ける装置が必要となりますので、バルブ単体の販売はしておりません。予めご了承ください。

排気口を防がないでください

ガスが抜ける部分をシールやテープなどで塞いでしまいますと、バルブ機能を発揮できません。お気を付けください。

各機能の比較

アロマブレス・アロマキープ・バルブの違いは下記の通りとなり、それぞれに特徴があります。
※2つの機能を同時につけることはできません。

※表がはみ出している場合は、横にスクロールできます

アロマブレスパック® アロマキープパック® ボタン型バルブ シールバルブ
アロマブレス アロマキープパック ボタン型バルブ シールバルブ
コーヒーガスの排出
外気が侵入しない ×
取付位置の変更 × ×
コスト比較
袋保管時の省スペース ×
ギフトに適している
取付方法 取付済み 取付済み 取付済み お客様で取付

コーヒー袋の口は、適切にヒートシールしてください
※ アロマブレスパックのシール部分からコーヒーの油分が染み出ることがあります。
※アロマブレスパックはガスが抜け切った後に外気が入ることがあります。
※袋の価格はサイズや形態により異なりますが、200gのマチ付き袋を基準としています。

脱酸素剤(エージレス)を使用する方法

今までの袋の外にガスを逃がす機能ではなく、脱酸素剤(エージレス)をコーヒーと一緒に密封することで、コーヒーから出る炭酸ガスを吸着させます。
空気中には約21%の酸素が存在しますが、エージレスは密閉容器中の酸素を吸収し、脱酸素状態を作り出します。エージレスが酸素を吸収するとその分だけ体積が減り、密閉容器中の残りの気体はほとんどが不活性ガスのチッ素となります。
弊社が取り扱う「エージレス」は2タイプ。焙煎後のコーヒーから出る炭酸ガスと、袋中の酸素を同時に吸入するタイプと、簡易の小型用エージレスで、袋内の酸素を吸収するタイプ。ガスも同時に吸着する[Eシリーズ]は100g用、200g用、500g用をご用意しております。
脱酸素剤の機能を発揮させるためには、必ず袋を適切なヒートシーラーで密封する必要があります。
空気に触れている状態で機能し続けるので、脱酸素剤の袋を開封したら一度に使い切ってください。

エージレス
* メリット
・コーヒーと一緒に袋に入れるだけなので簡単。
・いろいろな袋へ封入できる。
・長期の保存ができる。
* デメリット
・適切な吸着量のエージレスを選ぶ必要がある。
・脱酸素剤の袋を開封後はすぐに使い切らないといけないので、少しづつ使うには不向き。
* コーヒー保存期間
・概ね1年で設定されていることが多い。
※ただし、コーヒーは嗜好品ですので保存期間の設定はお客様でご判断願います

脱気(真空)シーラーで封かん

袋に封をする際に袋の中に残っている空気を取り除き、真空状態で密封するシーラーを使用します。
コーヒーは酸素に反応し、炭酸ガスを出します。酸素をほとんど残さず封をするので、炭酸ガスが発生しにくくなります。
エージレスと併用する場合もありますが、エージレスを封入する際は、緩やかな脱気状態でないとエージレスが機能しない場合があります。

よくあるご質問

コーヒーに最も適した袋はどれですか?
それぞれの素材に、メリット・デメリットがございますので一概に言うことはできませんが、当社ではコーヒーから出る炭酸ガスを外に放出するもので、長期保存ができるアロマキープパックをおすすめいたします。
アロマブレスパックにエージレスは入れることができますか?
アロマブレスパックはガスが抜ける出入り口をわざと作っている袋で、密閉できませんので、エージレスを入れることはできません。
バルブパーツだけの注文は可能ですか?
大変申し訳ございませんが、パーツのみの販売は行っておりません。ご了承ください。
バルブの取り付けは何枚の注文から行っていただけますか?
バルブの取り付けは、1,000枚以上で承ります。1000枚未満は取付できません。
アロマブレスパックやアロマキープパックにボタン型のバルブは取り付け可能ですか?
アロマブレスパックやアロマキープパックには、もともとコーヒーから排出されるガスを袋外へ出す機能がございます。取り付けることはできません。
バルブとエージレスを併用できますか?
可能ですが、ワンウェイバルブは袋内のガスを袋の外へ排出する機能があります、また、エージレスも袋内のガスを吸着する作用があります。機能としては同様のものになりますので、どちらか片方だけでも問題ございません。
バルブと真空を併用できますか?
緩い真空状態であればご利用いただけます。強い真空状態にすると、空気の通る隙間がなくなりバルブの排気口と内容物が密着してしまい機能しない可能性がございます。
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